2016年 05月 10日
しあわせないまをいきること |
わたしはずっと 「いまが一番」な人生を生きてきたけど
数年前のある日から その人生が変わった と思うの
世界をまわる旅を終えて
日本に帰国して わたしは 自分の中のなにかを
コントロールすることがとてもむずかしくなった
何が起こっているのかわからなかった
ただわたしの目に映る世界は
とても真っ暗で わたしがそこに存在しているのかどうなのかも
わからないくらいだった
それまで キラキラな世界を生きていたわたしには
その真っ暗な世界で生きていくのは辛すぎた
自分の体は ここにある のだけど
足元を見れば それはとてもとても遠くて
宇宙の彼方にいるように 遠くて
誰といても 何をしていても わたしはひとりで真っ暗な場所にいるみたいだった
いろんな感情と戦いながら
それでも わたしは ここで生きていかなきゃいけないんだ と思って
ただひたすらに いま を感じようとしてたと思う
そして すぐに妊娠して
わたしにとって子どもをつくることは
このときの自分から逃げたかったからだと思う
子どもができれば こんな真っ暗な世界から
きっと抜け出せる と
実際 とてもうれしかったし いろいろたのしいことも
考えられるようになった
でも 今度は妊娠による情緒不安定に陥った
浮き沈みが激しくて
一点を見つめながら涙が出てきたり
誰かのひとことがものすごく気になったり
常に悲観的 否定的な考えが頭に浮かんだり
ものすごく攻撃的になったり
当たり前の家事ができなかったり
料理の段取りができなくて時間がかかりすぎたり
人と関わるのが辛かったり
電話に出るのが苦痛だったり
もう いろいろ
自分でも おかしい と感じてはいたけど
そのときは ただ自分ができない人間で嫌な人間 と思ってた
そして 無事出産できて
出産後はすこしは落ち着いてきたけど
やっぱり あ ホルモンバランス崩れてるんだろうな
って思うことが多々あって 苦しかった
育児は 夫の協力もあってあまり大変さを感じなかったけど
それでも まだまだ抜け出せない穴の中にいた
わたしは いったい どうしたいんだろう
そう思うたびに わたしは 過去を思い出してた
旅をしてた あのときに 戻りたい
ただ それだけ
ほんとに それだけだった
でも 過去には戻れない からね
わかってるから だから ずっと
こう想い続けて生きていかなきゃいけないんだな
と 思って 辛かった
わたしは あの過去を超えるほどのなにかを得なきゃ
ずっとこのまま
どうにもできない穴の中から
抜け出せないまま
むすこが生まれてもうすぐ2歳ってときに
タイに行けることになった
夫の仕事の休みが取れて
約3週間の旅
帰国した あの日 以来 の旅
もしかしたら この旅を終えて日本に帰ったときに
あのときと同じように また 何かが狂い始めるかもしれない
そんな恐怖もあったけど
ぜんぶ忘れて ひさしぶりの旅を楽しみたかった
わたしはこの旅に何も求めてなくて
何もなくてよかった
ただ 今を生きる だけで よかった
でも 旅をしながら すごく いろんなことを考えた
わたしがあの日帰国してから感じたこと 自分の中で起こっていたこと
その答えが ひとつひとつ見えてくる気がした
戻りたい 戻りたい と思っていた旅 は
それは いつもと変わらない日常で
常に自分のそばにあるものだった
3週間の小さな旅を終えて日本に戻って感じたこと
わたしは
「旅をしてた あのときに戻りたい」と思っていたけど
「旅をしてた あのときの自分に戻りたい」だった
最高の幸せを感じて
すべての生きとし生けるものに愛を感じて
心地よい空気が流れる
それは その場所が作り上げるものではなくて
自分の中に存在するもの だった
「旅」は それをすぐに感じさせてくれる
だから わたしは 旅が好きだった
でも 結局 旅は 自分が幸せに生きる手段でしかなかった
わたしがずっと求めていたものは
旅の中にあるんぢゃなくて
わたしの中に あった
そして それをたくさん感じさせてくれるのが
わたしにとって モノヅクリ だと気付いたの
わたしは わたしが幸せな人生を生きるために
モノヅクリをしているんだなぁ と
「あの日」から 今まで
とてもとても長くて苦しかったけど
わたしは やっと 解放されました
しあわせが 戻ってきた*
こんな自分でいれること
この地球上に存在するすべてのものに 感謝します
長い!!!!
by chaporarara
| 2016-05-10 01:11
| ひとりごと・・・
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